私はゲーム実況をしていて6年目になるので、いろいろな方とオンライン上の人間関係を築き、いろんな人間関係を目にしてきました。
この記事は、オンラインゲームで知り合った人との人間関係に疲れた人へ送る、さくえだからのサプリメント記事です。
この記事の内容
ネットの人間関係に疲れる原因
まず、なぜ多くの方がオンライン上の人間関係に疲れるのかの原因を探っていきます。
1.距離感
周りを見てて思うのが、1番の原因は「距離感」だと思います。
オンラインでつながる場合、文字や声が中心になり、相手の顔が見えないことがほとんどだと思います。しかし、近い距離で会話を楽しみ、一緒にゲームしていると距離感が縮まっていると“勘違い”しがちです。
相手の素性を何も知らなくても、一緒に趣味を共有していることで、価値観まで共有できている気になってしまいます。
ゲーム外でもメッセージのやり取りをするようになり、短期間でぐっと距離を縮んだ気になります。
そして、いざ、何かほころびやすれ違いが生じたときに、相手の言動に不安になったり、不信感を抱いたりと、もろく崩れやすい状態に変化します。
この距離感の取り方が下手な方が多いなぁというのが、私の感想です。
人によって心地よい距離感は違うのですが、自分と相手は同じと錯覚しがちです。
2.過度な期待
「今まで誘われてたのに、誘われなくなった」
「ほかのフレンドと遊んでる方が自分と遊んでいるより楽しそうだ」
「ゲーム内で助けてくれると思ったのに裏切られた」
など、はじめは仲良くなってたくさん遊ぶようになったのち、ちょっとでも自分の思った通りにならないと、相手に不信感・不安を覚えたことはありませんか?
相手も相手の都合があるのですが、自分の都合に当てはめて相手を見てしまい、意にそぐわない行動をとられたとき、急激に不安に駆られる現象です。
相手に対しての「なんで?」「どうして?」が強くなって悶々としだしたら要注意!
3.自分が原因だと思い込む
ツイッターなど公開SNSで相手が何かネガティブなコメントをしてるのを見たとき「自分のことかな?」「あのことかな?」と勝手に考え、不安や怒りにかられることはありませんか?
自分がオンラインになった途端、フレンドがオフラインになった。
昨日まで一緒に遊んでいたのに急に声がかからなくなった。
など、自分のせいで相手が避けている、相手が不満を垂らしている、文句を言っていると思い込んでいる現象がこれに当たります。
勝手に自分のせいにして、疲れる、厄介な思考パターンです。
4. 良心や環境のせいでなかなか切れない
共通のフレンドがいたり、ゲーム内のコミュニティやクラン、ギルドなんかに所属しているとなかなか関係を切れなかったり、それまでお世話になったこととか一緒に楽しかった経験などが脳内をよぎり、切ることへの抵抗を感じる人もいるかもしれません。
でも、疲れているんですよね?
関係を清算するのは大変なのは分かります。
特に周りを巻き込むことになるかもしれないと良心がとがめ、なかなか踏み出せずに関係を続けてしまうことも。
精神を蝕む関係を続けることがいいこととは思いません。
自分がどうしたいかより、自分が他人からどう見られたいかに囚われ、自分の気持ちに嘘をつき続けている状態です。
上記4つの原因のうち、どれかひとつでも思い当たる節があり、現在進行形でネット上の人間関係に悩んでいるのなら、このまま読み進めてください!
オンラインゲームで仲良くなるコツ
誰もが疲れるために、オンラインゲームやらないと思うのです。
できれば気が合う連中と遊び、一緒にゲームしたいって気持ちがあり、オンラインゲームを始めると思います。
(そもそもソロで遊んでいて十分楽しい人はこの記事を読んでいないと思うので)
ツイッターなどのSNSで知り合ったり、ゲーム内で出会いメッセージを交わすようになり遊ぶようになったり、きっかけは様々だと思うのですが、トラブルなく個人同士で仲良くなるコツを説明します。
1. 選ぼう
仲良くなる人は選びましょう。
選ぶと言うとなんだか偉そうですが、そもそもその線引きがないと、仲良くできないのに無理やり距離を縮めようと破綻する泥沼に陥ります。
学校でも職場でも、絶対に仲良くならない、なれない人、いますよね?
ネットならなおさらです。
年齢・性別・思考・育った環境・価値観・・・全然違う人たちと出会うのがオンラインゲームの良さでもあります。
選ぶったってどうやって選べばいいのさ!
ごもっとも。
選び方の基準ですが、一番は「自分の感情に従う」です。
【超重要】相手の言動に触れて、ネガティブな感情になることが多いなら、関わるのをやめましょう。
自分の感情を行動のナビゲーターにしましょう。
頭で、「でもいい時もあったし」とか「いいところもあるし」とか色々考えても心は素直。
時と共に関係性も変わることを認めましょう。
人の心は移り変わります。
ゲーム内のボイスだったり、プレイスタイルだったり、SNSのコメントだったり、どこでもいいですが、相手の発言や行動にちょっとでも嫌な気持ちや不安な気持ち、焦燥感にかられたり、自信を無くしたり、マイナスに転じる感情が生まれた時は要注意。
それが続くならあっさり関係を切ってしまった方が良いです。
許せないプレイスタイルだったり、ありえない発言をする人はわかりやすいですが、重要なのは一見否定しにくい言動の場合です。
ちょっとでも不信感を抱いたら、オンラインで仲良くなるコツの2.見極めよう を参考にしてみてください。
否定・批判的な発言が多い人と関わらない
否定・批判的な発言が多い人も関わらない方が無難です。
自分が傷つくことになる可能性があるからです。
これは実際に私に起こった話なのですが、
ある日、長年Twitterでフォローし合ってた人のツイートを目にしました。
それは、“爪の白いところを切ってない人は不潔で苦手だ。”
と言う爪の写真付きの内容でした。
私は爪の白い部分を切ってしまうと完全に深爪になり、痛くて無理です。
料理動画をあげた直近だったため、もしかして動画を観てあのツイートをしたのかもと、勝手に不安と悲しみに駆られてしまいました。
同時は同じゲームを共に楽しみ、お互いを褒めあっていたのですが、ところ変われば何てことはない、思考も生き方も違う。
もともと批判的なツイートが多かった方のため、そのツイートが決め手となり、そっとミュートしました。
半年以上前の話ですが、まだ気になっており極力爪を映さないように撮影したりと気を配るようになりました。
例えば、ゲームで知り合った人とTwitterでも繋がって、ツイートをのぞいてみたら他のプレイヤーの批判ツイートだったりします。
自分も同じような経験があり、あなたはそれに共感し、仲良くなったとします。
別件で、批判をしているツイートを見かけた時、自分だったかも、自分のことかも?と不安にかられることが出てくるかもしれません。
やたら滅多に不平不満をばらまく人は、同じ立場なら強い味方になってくれるかもしれません。
でもそれは、本当のあなたを理解しているわけではなく、彼らは彼らの価値観に従って他人を批判してるにすぎません。
お互いの意見を交わし合って仲良くなっていきたいと思うレベルではない限り、関わらない方が良いと言うのが私の意見です。
2.見極めよう
いざ、仲良くなれると思って、何度か遊ぶようになった時の段階「見極める」。
見極めるったってどうやって見極めればいいのさ!
ごもっとも。
見極め方の基準ですが、一番は「その人の行動を見る」です。
【超重要】発言ではなく行動を見て、その人の真意を見極める
オンラインゲームでの関係性は、テキストかボイスがほとんどだと思います。
私が尊敬している理学博士の方がこう言っていました。
「人は言葉では簡単に嘘をつけるけど、行動ではなかなか嘘はつけない」
これは本当に的を得ていると感じていて、口ではペラペラと調子のいいことや綺麗事を吐けるけど、実際その人の行動を見てみるとちぐはぐなことがあります。
一番分かりやすい例が、オンライン上でよくある「引退宣言」。
「ゲームやらSNSやら引退します!」
その時は決死の覚悟で宣言したのでしょう。
そして後日あっさりと
「みんなが戻ってきてと言うのでもう少し頑張ります。」
え?
労いや励ましの言葉をかけ慰めたりした人の大半はこう思うのかもしれません。
○○さん、戻ってきてくれた!
と。
私はこう思います。
周りに心配してもらったり、優しい言葉をかけてもらいたかっただけだね。
周りに気を使わせたり惑わせたりするようなことを、不特定多数の人の前で言う人は私は信頼できないと思ってます。
そもそも人を大切にできる人は、不特定多数な場所で周りに気を使わせたり、周りを惑わすような発言をしないし、舌の根も乾かぬうちに前言撤回しないです。
これはリアルでもありますが、
「また遊ぼうね!」
その後2度と誘われないなんてこと、経験したことありませんか?
行動が全てです。
コロコロと変化する魔物のような言葉に惑わされず、その人の行動を見ましょう。
疲弊するだけの関係にハマる前にとっととミュートなりブロックなり、関係を切った方がいいと言うのが私の考えです。
本当に信頼できる人は、言葉よりも色々な形で行動で示してくれます。
そこまで深い関係にならなくとも、オンラインゲーム内で健やかな関係を築ける相手って言うのは、言葉で惑わさない、行動に一貫性があり、安心感がある人だと思ってます。
これを私は精神的に自立してる人と思っています。
ただ、相手が悩んでいて、自分の力でその人にどうにかできるかも、どうにかしたいと思う時のみ、一回だけ手を差し伸べ、その後その人の行動が変わらないなら諦めるのが良いと思います。
3.時間をかける
オンラインゲームの人間関係に疲れる理由のその1.距離感で触れましたが、一気に距離を縮めようとしている人が、破綻しているのをよく見かけます。
急激に仲良くなり、毎晩のように遊びだし、ふと自分の環境が変わって遊べなくなった時に、相手の変化についていけなくて不信感を抱いたり、不安になったり・・。
そもそも自分にも都合や感情があるように、相手にもあります。
そしてそれは時間経過とともに変化していくものだと思っています。
信頼を築くより前に、急速に近づくもんだから、ちょっと風向きが変わっただけで土台すらない建物ならあっという間に崩れてしまいます。
ましてやネット上での付き合いは、対面で相手の顔色や行動がみえているわけでないので、何かすれ違いがあっても勝手に憶測で物事を判断しても徒労に終わります。
今日・明日遊べなくても、相手はいなくなりません。
と言うかいなくなってもいいじゃないか。
それくらい相手の立場や都合を受け入れ、遊べる時に遊ぶくらいの気持ちの方が、長く続くし、長く続いているうちに、いつの間にか信頼関係が出来上がってたりすると思います。
オンラインゲーム上の人付き合いの考え方
オンラインゲームフレンドはいいとこ取りが鉄則だと思っています。
オンラインゲームでの付き合いは、お互いの好きなものが一緒なので、その時間を共有して楽しかったり嬉しかったり、時に悔しかったりを共感し合える点に尽きるかと思います。
それができない人とはそもそも関わらないのが良いです。
仲良くなるコツの1.選ぼうです。
そして居心地の良い関係は、お互いが望んでいれば、そのままリアル生活に発展したり、心の友達に繋がっていくと思います。
オンラインゲームで知り合って8年ほどになるリスナーがいます。
お互い顔も名前も職種も血液型だろうが、誕生日だろうが、何も知りません。
聞かないし、聞かれない。
私が気に入らないと思うことをぶつけたことも何度もあります。
でも、そのリスナーは、一定の距離を保ちながら私に関ってくれる
この一貫した言動が、私に信頼感を与え、きっとそのリスナーはいなくならないだろうし、何かの事情でいなくなっても、きっと私のことを思っててくれているんだろうなと思っています。
私もきっと思っているだろうし。
配信者、実況者の場合は、またちょっと違うかと思いますが、今回はオンラインゲーム上でのフレンドと仲良くなるコツをつらつらと書かせていただきました。
今人間関係に疲れていたり、悩んでいる方の気持ちがちょっとでも楽になればいいなと願っています。
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