会社や学校、SNSなど、人と関わることで批判や心ない言葉に傷ついたり悩んだりすることもあるかと思います。
そんなとき役に立つのが、
ネガティブな言動を自分に向けられたときに受け流す「スルースキル」
しかし、一言で「スルーすればいい」と言われてもなかなか実践するのは難しいですよね。
今回は、そんなスルーできずに傷ついたり悩んでしまうあなたに、スルースキルを楽しく学べる・参考になるアニメをご紹介します。
ご紹介するのは「食戟(しょくげき)のソーマ」。
私は今更観始めたのですが、スルースキルを天然に身につけている主人公が描かれていて、これはスルー出来ずに悩む人にぜひ観てほしいアニメだ!と思い、この記事を書きました。
漫画やアニメはただ楽しいだけでなく、登場人物の言動や思考に、勇気をもらったり気づきを得たりすることもあります。
この記事の内容
食戟のソーマ(しょくげきのソーマ)とは?
2012年から2019年まで週刊少年ジャンプで連載されていた料理・グルメ漫画。
下町の定食屋の息子である幸平創真(ゆきひら そうま)が、父の勧めで超名門料理学校に入学し、数々の試練を乗り越えながら料理人として成長していく物語です。
一見ほのぼのとしてそうなあらすじですが、学園内では「食戟(しょくげき)」といって、学園の伝統である料理バトルがたびたび行われます。負けたら退学などかなり厳しい条件が付きつけられ、主人公のそうまが奮闘するお話です。
物語に興味を持った方は、漫画かアニメで見られるので食戟のソーマを読む・観る方法へ
主人公 幸平創真(ゆきひら そうま)から学ぶスルースキル
主人公である幸平創真(ゆきひら そうま)が入学した料理学校は、超名門料理学校。
生徒たちは名だたる料理店の子孫だったり、類稀な才能を持った人たちばかり。
そうまは、いわば定食屋あがりで知名度も格式もなく、入学当初は周りに馬鹿にされます。
皮肉や嫌味を言われたり、罵倒されたりはしょっちゅう。
直接言われたら普通の人ならずーんと落ち込んでしまいそうです。
そしていつまでも言われたことを頭の中で反復してしまい、まさに沼にハマった状態。
自分のことまで否定し続けてしまうループに陥ります。
しかし、食戟のソーマの主人公は、持ち前の知識や経験を活かし、数々の試練に料理を中心に挑んでいくのも魅力的なのですが、私が感心したのは主人公のスルースキルです。
ネガティブな言動は脳内変換するスルースキル
スルースキルというと「受け流す、気にしない」などと言われていますが、そうはいってもなかなか難しいのではないでしょうか。
耳や目に入ってくるネガティブな言動は、いとも単純に心を射抜き、いったん刺さった矢はなかなか心から抜くことはできないのではないでしょうか。
そうまは、たびたび周りにやっかみや皮肉・嫌味など、ネガティブな言動をぶつけられます。
普通だったらムッとしたり、そんなつもりじゃなかったとか言い訳を考えたり、相手へ敵意を抱いたりするものですが、そうまはこんな感じで受け取るのです。
相手にすごい技を見せつけられた時、
A「こんな芸当、所詮お前には無理だろ。」
そうま「へーーほーーー、すごいな、これはどうやってんだ?」
と、素直に感心し、相手の技量を学ぼうとします。
そして、そうまが発言したことに対し
A「そこまで空気読んでない発言は、普通じゃできねーよー!」
と面と向かって嫌味を言われても
そうま「あはは、そんなにほめられると照れるなー。」
ってな具合です。
受け流しているわけではなく、本当にそう思っているのです。
そのほかにも、「お前にできるわけがない。」とののしられたら、普通だったら落ち込んだり自信がなくなったりしそうですが、そうまは「やってみなきゃ分からねーじゃん。」と当たり前に返し、そうまが失敗したとき、「だからあなたには無理だといったでしょ。」と見下されても「でも“失敗”という経験を得た。」と前向きなのです。
相手の意図するネガティブな言動を聞かないわけでも、受け流すわけでもなく、受け取り方を変換しているのです。
スルースキルの根底にあるもの
なぜそうまが、他人の嫌味や否定的な言動に揺るがないのか、乱されないのか。
私は、そうまの強さは彼の信念と目標にあると考えました。
そうまは、3歳の頃から包丁を握り、彼の父が営む定食屋で経験を積んでいます。
そして自分が尊敬する料理人 父の背中を見て育ち、父に料理で勝つことを目標に、日々鍛錬していました。
名門料理学校に入り、今まで知らなかったたくさんの凄腕料理人を目の当たりにし、そうまは、料理人としててっぺんを目指すことを誓います。
料理に関することならなんでも挑戦するし、数々の理不尽さや困難にもくじけないのです。
さらに、そうまの父である城一郎は“そうまの強さ”をこう表現しています。
みんな思いたいんだよ「才能あるヤツには負けてもしょうがない」ってな。
そうやって人は意識的にか無意識にか、心にフタをしちまう。
プライドだとか自尊心…そういうもんを守りたいからだ
だが創真にはそのフタが無い
自分の足りない部分にあっけらかんと向き合う強さ。
それは俺にもなかった とんでもねぇ強みなんだ。
足りないものは足りないと認め、素直に学ぶ姿勢
これ、実は簡単そうですがなかなか難しくないですか?
自分が今まで経験で積んできた実績や考えが邪魔して相手の嫌味や助言に反抗心が生まれたり、自分ができないこと分からないことを責められたら落ち込んじゃったり。
謙虚さとは違います。
そうまはいつも偉そうです(笑)
自信に満ち溢れ、失敗を恐れずあらゆる困難にも挑んでいきます。
常に行動し、行動の中で自分に必要なものをどんどん吸収していくのです。
だから、他人のネガティブな発言なんかに、いちいち落ち込んだりしません。
彼が怒るのは仲間を傷つけられたり、不当な扱いを受けた時だけ。
どうでもいいやっかみや嫌味には一切心を動かされないのです。
成したいことへまっすぐな姿勢
あなたは目標はありますか?
誰でも大小問わず、これをやりたい、こうありたいなど、様々あるかと思います。
そこに向かって一心不乱に前進していく中、他人からのネガティブな言動にぶち当たることは多々あるかと思います。
その中で目標を達成するために必要なものを厳選する。
これがスルースキルを身につけるうえで一番に考えてほしいことです。
ネガティブな言動は、色々な形を変えてあなたの身に降りかかってくるかと思います。
その嫌味、そのネガティブな言動、あなたの目標に必要なものですか?
スルースキルから得られる恩恵
そうま流スルースキルを身につけると、他人のネガティブな言動に振り回されないだけではなく、大きな恩恵を受けていることに気づきました。
それは、周りがどんどん味方になっていくことです。
初めのうちは、そうまに対して敵対心丸出しだった人も、そうまのまっすぐで一貫した言動に心を打たれ始め、いつの間にかそうまを応援する側に回っている。
一貫した言動が人の心を動かすのです。
皆さんは、周りを見てて、こないだは「俺は○○が嫌いだ」と言っていたのに、自分も同じことやってない?みたいなブーメランになっている人見たことありませんか?
言葉と行動がバラバラな人は信用できませんよね?
そうは、目標があり、信念があるから、常に言動が一貫しています。
他人のネガティブな圧力に負けて行動を変えたり、落ち込んで歩みを止めたりしないんです。
スルースキルが身についているからこそ、乱されない。
それゆえ、一貫した言動が力となり、自然に周りがそうまに合わせてくれるようになる。
スルースキルを身につけることで、人生における財産となる人間関係まで変わってくるのです。
食戟のソーマを読む方法・観る方法
食戟のソーマは漫画やアニメで観ることができます。
声優陣が豪華なので、アニメがおすすめですが、生活スタイルやお好みでどうぞ。
アニメ「食戟のソーマ」が無料で見れるAmazonプレイムビデオ
Amazonプライム会員になると、Amazonプライムビデオで、食戟のソーマが無料で観れます。
Amazonプライム会員とは、年間プラン4,900円(税込)または月間プラン500円(税込)で、翌日届く(地域による)迅速配送特典や、Prime Video、Prime Music、Amazon Photos、Prime Reading等のデジタル特典を追加料金なしで使える会員制プログラムです。
Amazonプライムビデオ(Amazon Prime Video)は、対象の映画・ドラマ・アニメなどが見放題になるリーズナブルなビデオオンデマンドサービスです。
漫画「食戟のソーマ」を大人買い
コミック本で揃えたい方は全巻揃った大人買いがお得です。
食戟のソーマをデジタル本で読む
漫画を買うならおすすめのサービス「コミックシーモア」がおすすめです。
私もヘビーユーザーなのですが、定期的にクーポンが配布されてたり、ポイント購入がお得になったりとキャンペーンも充実しており、かなりお得に漫画を揃えることができます。
デジタル本ならアプリからいつでも読めて、部屋が圧迫されることもありませんよ。
スルースキルの身につけ方 まとめ
今回はアニメ「食戟のソーマ」から学べるスルースキルをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
スルースキルの身につけ方をまとめると、
- 他人のネガティブな言動をそのまま捉えず自分に必要なものだけを吸収
- 自分がどうしたいか、どうありたいかを大切にする
すごくシンプルなことなのですが、なかなか難しいですよね。
今頭の中にネガティブな思想がぐるぐるしている方は、是非今一度自分がしたいこと、守りたいことを振り返り、必要なものだけ取り入れ前に進んでいきましょう!
自分の人生なのだから、落ち込む必要はないのです。